第14回建設トップランナー
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2019年6月28日(金)14:00~18:45に、東京千代田区内幸町のイイノホール(大会議室)にて、「第14回建設トップランナーフォーラム」が開催された。
フォーラムのプログラムは、14:00時から開催され、代表幹事の米田雅子氏の挨拶の後、来賓として石井国土交通大臣と吉川農林水産大臣、石破元内閣府特命担当大臣から挨拶を頂いた。フォーラムでは、農業・介護・福祉や環境事業との複業化に取り組む7社が事例発表した。
当社代表取締役社長の原は、第3部「再生可能エネルギー・環境事業への進出」の2番目に、ミラクルソルの展開「FWG透保水性舗装工法の活用例」を20分間にわたり発表した。
発表後でのアドバイザーは、国土交通省大臣官房 五道仁実技術審議官と環境省大臣官房 上田康治審議官の2名で、それぞれからコメントを頂いた。その内容を次に記す。
国土交通省大臣官房 五道仁実技術審議官の講評
非常に精緻な実験をされた上で透水性舗装の効果、また最終的な都市部のヒートアイランドみたいなお話であるとか伸張性ということで降水のあり方まで考えていただいていると。感服したところであります。
特に新技術の活用についてですが、なかなか国土交通省でとりくむことはなかったんですが、近年、新技術活用促進調査費とはですね、実際の施工の場においてそういうことを試してみてそれでそれをしっかり次につなげていく実装していくという、ようやく予算が確保できてきたということでございまして、そういう風な中でしっかりその新しいいい地域で開発された技術を取り入れてもらいたい。
今回原点回帰で複業で地域を支えるとのことですけども、やはり予算は減っていく中で守りの複業に出るのと、やっぱり今、景気も上がってきそうな雰囲気のある時代における攻めの時の複業で、やっぱり取り組みの方法も違うと思いますし、そういう意味で今回建設業の中でも担い手産業という形で含めて適正な利益を建設業の本業で上げていただいたうえで、そのうえでしっかりとした複業のところでどう生かしていくかというその攻めの発想で技術開発もそうですしその先ほどの資料、水道もそうでございますけどもどこについて国土交通省としてはしっかり本業のところを含めて利益を上げてそれが全体的に地域の企業が地域経営をしていただければと思います。
環境省大臣官房 上田康治審議官の講評
透水性ということで一つはヒートアイランド対策になると思います。
この材料がリサイクルして使ってる、こういうことで環境面もいろんなところで単一的な視点じゃなくて複数の目でひきとられてすごいなと思いました。
特にヒートアイランド、熱中症、今年のね過去最速のペースで緊急搬送とか起きてる、また長期予報ではそんなに暑くないといわれているんですが、また暑い夏になるんじゃないかときにこういった取り組みは非常に素晴らしい。本当に、お年寄り高齢者の方が熱中症に、先ほどのグラフがありましたけど、昔大丈夫だったからいいと思っていたら、実は東京すごく暑いというのを知らずに身体機能が緩やかになってくるとあまり暑さも感じずにご自宅でお亡くなりになっていると。
都市全体としてヒートアイランドに取り組むというのも大切かなと思います。
来年オリンピックあるときに世界からたくさんの人が来るでしょう?で、これから経済が活発化してくる東南アジアの国々もオリンピックやりたいと思う。暑いときにできるかというときに、この技術を見てまあこうやってやっているんだなあと、こういう技術があったら暑い国でもオリンピックできるかもしれない。こういうことになると、いいビジネスチャンスになると思ってます。
建設トップランナー倶楽部 米田代表幹事の講評
6月28日の建設トップランナーフォーラムでは、素晴らしい発表を賜り、ありがとうございました。原様の講演は、トップランナーたちに元気を与えてくださいました。環境・建設にと新しい地平を拓かれる社長のバイタリティに敬意を表します。おかげさまで、全国から約300名のご参加をいただき、石井大臣、吉川大臣、太田先生、石破先生をはじめ多くの来賓を迎えて盛況のうちに閉幕しました。素晴らしい発表とアドバイザーのコメントは、トップランナーの面目躍如で応援団の一人として誇らしく嬉しく思いました。
建通新聞(2019.7.1)
佐賀建設新聞(2019.7.2)
地方建設専門紙の会(2019.10.9)
2020年(令和2年)第15回 建設トップランナーフォーラムは、イイノホールにて
6月26日(金)開催予定