ニューレスプ工法
※情報提供元:日特建設株式会社
ニューレスプ工法とは
ニューレスプ工法は、既設モルタル吹付工の効果が完全に喪失する前に、補修・補強することによって、効果を再度高め、法面を再構築する工法である。
従来は更新(既設モルタルをはつり取り、再度吹付ける)の手法がとられていましたが、この工法でははつり取る必要がないので、施工の省力化、産業廃棄物の抑制、安全性の向上、工期の短縮を図ることができる。
既存工法(ReSP工法)からの改良点
繊維補強モルタル吹付工で使用する有機繊維「BCファイバー」を新たに開発したことにより、一般的な吹付方法である「湿式エア吹付方式」での施工が可能となった。
※ReSP(レスプ)は、Reinforced Slope Protection Methodの頭文字です。
吹付用有機繊維「BCファイバー」
ニューレスプ工法の特徴
産業廃棄物発生の抑制
- はつり取らない施工法の為、産業廃棄物の発生を90%以上抑制します。
施工面
- はつり作業がなく、従来のような防護柵を必要とせず、簡単な安全柵で済むため、工期は従来の約50%に減少します。
- 繊維の分散性がよく、だまにならない。
- 管の閉塞がなく、脈動のないスムーズな吹付
- 施工能率が安定し、仕上がり面も平坦に
安全面
- 高所におけるはつり作業がなく、機械化施工ですので、安全性の高い作業ができます。
- 繊維が柔らかいので、第三者が接触しても安全
耐久面
- 補強鉄筋工や高品質の繊維補強コンクリート等を採用しているため、耐久性に優れた法面が形成されます。
コスト面
- 繊維の変更により、工事費が低減
ニューレスプ工法の事例
施工前
施工後