藻場造成工法
藻場造成工法とは
近年、藻場の減少が多くの沿岸海域で報告されており、国においても、水産基本計画や水産事業、整備事業におおいて水産生物育成場の造成などが計画・実施されている。このような状況を背景に、海水浄化や藻場形成のための基盤材として、ミラクルソルの適用性を検討している。
藻場造成工法の特徴
- 多孔質連続間隙に卵胞・海藻が定着しやすい。
- 多孔質連続間隙構造の大きな比表面積と連続間隙による物理的・生物的に高い水質浄化効果等が期待される。
ミラクルソルに生育したアメフラシの卵胞
比較試験
藻場としてのミラクルソル有効性を確認するため、コンクリートブロックとミラクルソルを埋設したブロックを海域に設置した。
結果として、コンクリートブロックに対して、ミラクルソルには多孔質連続間隙に海藻の固着が見られ、藻場造成の基質材料として有効的であることがわかった。
2種類のブロックを用意
右:ミラクルソル埋設ブロック
左:コンクリ―トブロック
右:ミラクルソル埋設ブロック
左:コンクリ―トブロック
試験結果
左:ミラクルソル埋設ブロック
右:コンクリ―トブロック
左:ミラクルソル埋設ブロック
右:コンクリ―トブロック