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          平成23年度日本水環境学会 | 
           平成24年3月10日、福岡県の北九州市立大学ひびきのキャンパスにて、
          「平成23年度日本水環境学会九州支部研究発表会」が開催された。
          当社からは「ガラス粉末ゼオライトによるセシウム吸着に関する基礎的検討」と題して、
          当社が開発したゼオライトのセシウム吸着特性や天然ゼオライトと比較した結果について
          企画開発戦略本部 技術研究所 水環境研究所の飯田が発表した。
           ゼオライトはイオン交換によって陽イオンを吸着するという特徴を持っており、
          一価の陽イオンであるセシウムも吸着可能である。
          この特徴を利用して、東日本大震災に伴う福島第一原発事故の
          原発内汚染水の浄化にも使用されており、
          土壌の除染試験などにもゼオライトは積極的に使用されている。
           当社では平成21年度に中小企業団体中央会の研究開発助成事業において、
          「粉末廃ガラスからのゼオライト製造装置の製作と
          その運転操作技術の開発」として粉末ゼオライト製造プラントを製作し、
          高性能の人工ゼオライトを製造している。
           人工ゼオライトの持つ吸着特性を明らかにすることで、
          除染など原発事故収束に少しでも貢献することができるよう微力ながら力を尽くしていきたい。
        
企画開発戦略本部 技術研究所 飯田拓史 記





 
     
     
     
    
