平成21年度佐賀県優秀
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平成21年9月4日（金）、佐賀県県土づくり本部長より、
佐賀県唐津土木事務所の御発注を受け平成20年11月25日に完工した
「単砂整備第9905010-014号 蛭子ヶ浦地区急傾斜地砂防施設整備工事」が、
平成20年度の〔とび・土工・コンクリート工事（法面）〕部門において
優良工事として表彰を受けた。
本工事の施工場所は唐津市肥前町高串地内で、
高串漁港集落の民家に面する急傾斜地であった。
現場は、平成20年6月の集中豪雨の影響で民家裏の斜面の巨石が崩落し、
一部家屋を損傷した状態で留まっており、
今後も崩落による家屋損壊の危険にさらされていた。
主な施工は巨石の小割り132m3、モルタル吹付け130m2、
鉄筋挿入工22本、ワイヤーロープ掛3本である。
現場への通路は家屋間1m程度の余地があったため、そこに運搬路を仮設し、
資機材の搬入及び残土の搬出を行なった。
巨石小割りの斜面は施工箇所が狭いため一部家屋を取り壊し足場仮設し、
小割りは人力により行った。
小割した石は足場からのシュートで降ろし、一輪車にて搬出した。
整形後の斜面は、鉄筋挿入工を併用したモルタル吹付けを施工し、
さらに安定化を図るためロープ掛け工により地山と一体化させた。
施工条件が悪く長期工事となったが、
工事期間中監督の任に当たられた関係各位には種々のご指導・ご高配を賜り、
また地元関係者の方にもご協力頂き工事を完成することができた。
今回このような賞をいただき深く感謝するとともに、
今後共、技術力の向上を図り顧客からの信頼を高めていきたいと思う。
佐賀建設新聞（2009.9.8）
九建日報（2009.9.8）
