令和7年度第32回技術研修会
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令和8年2月4日、佐賀県唐津市の唐津市高齢者ふれあい会館「りふれ」にて、ミラクルソル協会主催(佐賀県ジオファイバー協会、佐賀県ニューレスプ協会、SSLアンカー協会共催)の第32回技術研修会「環境と防災と維持管理技術」が開催され、官公庁や建設関係者ら141名が参加した。

挨拶の様子
ミラクルソル協会 中村 宜彦 理事長
(日本建設技術㈱ 社長)
ミラクルソル協会 中村 宜彦 理事長
(日本建設技術㈱ 社長)
ミラクルソル協会 中村 宜彦 理事長(日本建設技術㈱社長)は、「これまで32回にわたり開催してきた研修会は、時代の変化や技術の進歩に応じて内容を新たにさせながら、常に現場で役立つ技術、実践につながる学びを大切にしてきました。近年は技術の高度化多様化が進み正しい知識と確かな技術の重要性が一層高まっています。本日の研修会につきましても日ごろ皆様が抱えておられる課題の解決や新たな気づきにつながる有意義な時間になることを願っています。ぜひ積極的にご参加いただき今後の業務や技術の向上にお役立下さい。」と挨拶した。

講演の様子
日本建設技術㈱ 技術研究所 金丸 彦一郎 所長
日本建設技術㈱ 技術研究所 金丸 彦一郎 所長
日本建設技術㈱ 技術研究所 金丸 彦一郎 所長は、ガラス廃材を再資源化した環境配慮型資材「ミラクルソル」を紹介。独立間隙構造は軽量かつ高強度・非吸水性を有し、FWG軽量盛土工法として擁壁背面盛土や大規模盛土で土圧低減に活用されている。連続間隙構造は保水・透水性に優れ、FWG透保水性舗装工法として舗装の温度上昇抑制や水質浄化に効果を発揮。さらに、木質廃材と組み合わせたFWGウッドチップ緑化工法により建設副産物の再資源化と環境負荷低減を実現する技術を解説した。

講演の様子
日特建設㈱九州支店 竹内 仁哉 部長
日特建設㈱九州支店 竹内 仁哉 部長
日特建設㈱九州支店 竹内 仁哉 部長は、既設法面を撤去せず補修・補強できるニューレスプ工法を説明。浮きや空洞部に補強材とコンクリートを充填し、繊維補強吹付で強度を確保するため、廃棄物削減とコスト縮減が可能とした。あわせて、連続繊維補強土によるジオファイバー工法を紹介し、全面緑化や既存樹木を残した施工事例を報告。さらに、親杭とプレキャストパネルを一体化する親杭パネル壁工法は、省力化と工期短縮、耐災害性向上に寄与すると述べた。

講演の様子
サンスイ・ナビコ㈱九州営業所 堀江 靖 所長
サンスイ・ナビコ㈱九州営業所 堀江 靖 所長
サンスイ・ナビコ㈱営業開発部 和田 亮 係長、九州営業所 堀江 靖 所長、業務部 田村 允 課長補佐は、既設グラウンドアンカーの健全度調査事例を示し、笹子トンネル事故後の点検強化の流れを解説。SSLアンカー工法およびFixr工法では、防食性向上やグリスレス化により維持管理負担を軽減できる点を強調した。さらに、電源不要で長期計測が可能な変状計測システム「ECOM」や、施工中の斜面を一時的に安定させる仮設ECOバインド工法を紹介し、維持管理と安全確保の両立を提案した。

講演の様子
岡三リビック㈱ジオテクノ部 木村 伸 部長
岡三リビック㈱ジオテクノ部 木村 伸 部長
岡三リビック㈱ジオテクノ部 木村 伸 部長、九州支店 岩本 光洋 次長は、多数アンカー式補強土壁工法について、タイバーとアンカープレートの支圧抵抗により高い安定性を確保し、壁高5~20mに対応可能と説明。維持管理面では、壁面の一部をNDパネルとすることで非破壊で健全度確認が行える新技術を紹介した。あわせて、管更生分野ではSWライナー工法とARISライナー工法を解説し、断水不要・多様な管径対応など効率的な老朽管更新技術としての有効性を示した。

会場の様子

日本建設技術㈱パネル

パネルディスカッションの様子1

パネルディスカッションの様子2
企画情報推進本部 武冨 友徳 記
九建日報(2026.02.05)
佐賀建設新聞(2026.02.07)
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