令和7年4月26日(土)、唐津シーサイドホテル虹の間にて、前代表取締役 原 裕社長のお別れの会がしめやかに執り行われた。生前故人を慕った各業界の方々およそ500人が参列し、故人との別れを偲んだ。
開会の辞
開会の辞では、お別れの会実行委員長を務めてる弊社代表取締役社長 中村 宜彦より、「本日は、故 原 裕のお別れの会にご参列いただき、誠にありがとうございます。僭越ですが故人の後を受け、次期社長として故人が築いた実績と信頼を引き継ぐ責任を感じております。故人は、創業者のお父様の志を受け継ぎ、長年にわたり会社を牽引され、その背中は常に大きくそして温かく社員一同にとって大きな支えとなりました。皆様のご厚情に感謝し、今後も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。」と述べた。
またお別れの言葉を各参列者より頂いた。
お別れの挨拶
衆議院議員 国土交通副大臣 古川 康様
衆議院議員 国土交通副大臣 古川 康様より、「本日、日本建設技術株式会社代表取締役 原 裕さんのお別れの会が執り行われるにあたり、心から追悼の意を表します。原さんは地域社会の発展に貢献し、開発されたミラクルソルを用いた水質浄化や環境緑化の工法の普及を通して環境負荷の軽減に取り組まれました。先見の明をもって、新たな事に挑む姿勢は、しばしば感銘を受ける所でありました。私自身も多くの思い出があり、共に過ごした時間はかけがえのないものでした。原さんの思いが今後も受け継がれ、私も思いを引き継ぐ皆様の後押しができるよう、力を尽くしていく決意です。心からご冥福をお祈り申し上げ、ご遺族と社員の皆様にご加護を願い、お別れの言葉と致します。安らかにお眠りください。」と述べた。
お別れの挨拶 元参議院議員
日本建設技術㈱ 顧問 岩永 浩美
元参議院議員 日本建設技術株式会社 顧問 岩永 浩美より、「本日、故 原 裕様のご霊前に向かい、日本建設技術株式会社の顧問、元参議院議員、そして長年の友人としてお別れの言葉を申し上げます。原 裕さんとの出会いは40年以上前、御社のユニークな企業活動に触れ、学術的な裏付けをもった会社経営に感銘を受けました。常に技術力の向上に努め、先取した経営を確立すべく精進してこられた原社長。私が理事長を務める社会福祉法人が発注した仕事を通して、御社の技術力の高さ、社員の仕事に対する姿勢を目の当たりにしたものです。志半ばでのご逝去にあなた自身が無念であっただろうと推察します。原さんが作り上げてきた日本建設技術株式会社、関連会社、そして残されたご家族を天国からお見守り下さい。長い間、本当にありがとうございました。」と述べた。
お別れの挨拶
(一社)斜面防災対策技術協会 会長 若林 直樹様
一般社団法人斜面防災対策技術協会 会長 若林 直樹様より、「原 裕前会長を偲んで。原前会長は平成25年6月に社団法人斜面防災対策技術協会の最大会員数を誇るに九州支部長・理事に就任後、平成29年6月には副会長に就任され、令和3年6月からは会長に就任され、斜面防災対策技術協会の活動に力を入れ、斜面防災対策や技術者の育成に尽力されました。協会は原前会長の志を引継ぎ、斜面防災対策技術の向上と、斜面防災対策工事に携わる技術者・技能者の育成、会員企業の発展に努めてまいります。原前会長の業績に敬意を表すと共にご功績に深く感謝し、ご冥福をお祈りします。」と述べた。
お別れの挨拶
(一社)佐賀建設業協会 会長 松尾 哲吾様 代理
副会長 岩本 真二様
一般社団法人佐賀建設業協会 会長 松尾 哲吾様の代理で副会長 岩本 真二様より、「一般社団法人佐賀県建設業協会並びに一般社団法人唐津建設業協会会員は、原 裕様のご逝去に際し、心より哀悼の意を表します。平成13年日本建設技術株式会社の代表取締役に就任され、これまでその重責を立派に果たされてこられました。唐津地区の協会事業の円滑な運営、社会的な信用の高揚に惜しまず、ご協力下さり、誠にありがたく深く感謝申し上げます。原様のご偉業、ご遺徳を良き薫陶として、私たちは建設業界の発展に努めてまいります。どうぞ安らかにお眠りください。」と述べた。
お別れの挨拶
(一社)佐賀県地質調査業協会 理事長 真弓 貴宏様
一般社団法人佐賀県地質調査業協会 理事長 真弓 貴宏様より、「一般社団法人佐賀県地質調査業協界並びに会員一同を代表し、故 原 裕様のご逝去に際し、謹んで哀悼の意を表します。平成15年5月から令和5年5月にわたり20年間理事長として協会運営に尽力され、県との意見交換会では、ボーリングコアの負荷問題、伐採費用の負担問題について提案。国との意見交換会では、入札参加要件の緩和について提案し、成果を得ています。原前理事長の御厚誼に感謝申し上げ、お受けしたあらゆる訓育を肝に銘じ協会運営に励んで行くことをお誓い致します。どうぞ安らかにご永眠されますよう、霊前に蕪辞を呈し、哀悼の意を表します。」と述べた。
お別れの挨拶
ミラクルソル協会 理事 鈴木 敏行様
ミラクルソル協会 理事 鈴木 敏行様より、「謹んで原理事長に哀悼の意を表します。30数年前の出会った頃から共に語らい歩んだ日々は今もかけがえのない思い出でございます。業界の発展に多大な功績を残され、ミラクルソル協会を設立し、数々の工法開発や特許取得、その革新性は業界に新たな可能性をもたらしました。原さんの先見性と決断力、そして熱い志があって、今があると思います。突然の別れに心を痛めつつ、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。ありがとうございました。」と述べた。
お別れの挨拶
日本建設技術㈱ 取締役本部長 楢﨑 甲子夫
弊社取締役本部長 楢﨑 甲子夫より、「この度、弊社代表取締役 原 裕が令和7年3月1日、安らかに永眠いたしました。生前に賜りました皆様のご厚情に深く感謝申し上げます。故人は、建設業界の発展と環境保全と循環型社会の実現に向けてに尽力され、廃ガラスを再利用した多目的環境材料ミラクルソルの発明等、大きな功績を遺しました。人との信頼関係を何よりも大切にし、その誠実な人柄は社員一同の心に深く刻まれております。社員一同、心を1つにして故人の思いと共に前へ歩みを進めていく所存でございます。ここに謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。」と述べた。
その後、弔電奉読が行われ、祭壇へ向かい指名献花及び一般献花が行われた。
遺族を代表して長男の原 一弘様より謝辞があり、「本日は、ご多忙のところ父 原 裕お別れの会にご参列頂き、誠にありがとうございます。心のこもった弔辞を賜り、父の人となりを偲ぶ温かいお言葉を頂戴しました事を重ねて厚くお礼申し上げます。父は生前、仕事に情熱を注ぎ、新しい事に挑戦し続ける人でした。仕事とお酒をこよなく愛し、最後まで好きな事に打ち込めた事は父にとって幸せな人生だったと思います。父が充実した生涯が送る事ができたのも、ひとえに皆様の暖かいご支援ご厚誼のおかげであり、改めてお礼申し上げます。」と述べた。
閉会の辞
日本建設技術㈱ 取締役本部長 小寺 秀之
最後に閉会の辞では、弊社取締役本部長 小寺 秀之より、「本日は、原 裕お別れの会にご参加頂き、誠にありがとうございます。今日このような形となりましたが、皆様とまた再会して、社長の笑顔が増したような気が致します。これをもちまして、お別れの会を閉じたいと思います。本日は、誠にありがとうございました。」と述べ、閉会した。
ご多用の中、ご臨席賜りました皆様に、謹んで御礼申し上げます。お寄せいただいたご厚情とご高配に、心より感謝申し上げます。
日刊工業新聞(2025.4.29)