食品加工廃水処理工法
特開：2009－208024
食品加工廃水処理工法とは
水質浄化システムにて、高濃度のBOD（有機物)やSS(浮遊物質)を含む食品加工廃水を浄化します。梅の加工廃水のような有機酸を含む廃水はpHを調整しなくても処理が可能となります。
水質浄化のメカニズム
接触材（ミラクルソル）を充填した浄化装置に汚濁水を通水することによって、汚濁物質が沈殿、吸着されます。また、接触材の表面や気孔内部に生息した微生物の働きで汚濁水を浄化します。ミラクルソルは微細な気孔を有するため、酸素が多い領域と少ない領域が形成され、それぞれの領域が浄化にバランスよく働きます。
水質浄化概要図
食品加工廃水処理工法の事例
和歌山県：梅加工場
処理施設全景
ミラクルソルカートリッジ式ろ過材
第一曝気槽内
第二曝気槽内
処理水放流状況
| 項目 | 流入水 | 処理水 | |
|---|---|---|---|
| pH | 4.2 | 7.2 | |
| BOD（mg/l） | 2000 | 30 | |
| COD（mg/l） | 1000 | 60 | |
（写真提供：（株）伊藤組）
