令和5年度 第24回
ミラクルソル協会総会

 令和5年5月8日、東京千代田区のKKRホテル東京にて、令和5年度(第24回)ミラクルソル協会総会が開催された。総会は、元参議院議員の陣内孝雄先生をはじめ、全国各地の協会員が参加した。ミラクルソル工法普及活動などを盛り込んだ令和5年度の事業計画を決定した。陣内孝雄最高顧問は、「協会会員の皆様の英知を集めて世の中の期待に応えうるような協会になるように願います。」と挨拶をされた。原理事長は、「能登半島で震度6強の地震が発生し落石や地すべりが発生している。また、それに付随した災害が発生する可能性がある。また、地球温暖化による見える形での海流の変化・気温上昇による豪雨の多発など起きている。我々、建設業もCO2をなるべく減らそうと取組んでいますが厳しい状況だ。この後の工法説明で地下水を利用した工法を紹介しますが、産業革命からの平均気温の上昇を少しでも減らしたいと考えています。」と挨拶した。

開会挨拶 陣内孝雄 最高顧問
開会挨拶
陣内孝雄 最高顧問
開会挨拶 原理事長(日本建設技術㈱社長)
理事長挨拶
原理事長(日本建設技術㈱社長)
特別講演の様子 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 保全課長 城ヶ﨑 正人氏
特別講演の様子
国土交通省 水管理・国土保全局
砂防部 保全課長 城ヶ﨑 正人氏
  特別講演では、国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 保全課長 城ヶ﨑 正人氏が「いのち」と「くらし」を守る砂防と題し、最近の土砂災害発生状況と災害への対応状況、砂防関係予算、重点政策等について説明され、「直近10年(H25~R4)の土砂災害発生件数は約1.2倍に増加している。」とし、砂防施設が災害被害を未然に防止した事例については、令和4年度の短時間豪雨が確認された箇所において50件の被害軽減効果報告があったと説明された。また、防災・減災、国土強靭化のための5カ年加速化対策では、取組として流域治水に基づいた事前防災対策・予防保全型維持管理への転換に向けた老朽化対策・砂防関係事業におけるDXの推進についは、直轄砂防分野におけるICT施工普及・拡大の取組として工事現場における遠隔検査の全面実施について説明された。
工法説明の様子 原理事長(日本建設技術㈱社長)
工法説明の様子
原理事長(日本建設技術㈱社長)
 ミラクルソル工法関連説明では、原理事長が「2022年の活動と環境負荷低減とミラクルソルで目指すグリーン社会」と題し講演され、1年間のミラクルソル協会の活動を報告し、「環境と防災とミラクルソルで目指すグリーン社会」では1928年から2018年で平均気温が3.5℃上昇している。先ずは半世紀前の気温まで下げるのが重要ではないか、これからの物づくりには高品質・低コストだけではなく環境負荷低減をしたモノづくりが重要ではないかと説明し、発注者に提案するにはコンサルタントが重要な役割を持っている。また、気候変動と自然環境の変化では、大規模造成など施工完了後は安定しているが、時間がたつにつれ土は脆弱化してゆく。個人の土地といえどもコンサルタントを入れて調査が必要ではないかと説明した。環境緑化工法では現地発生木材や間伐材等の廃材を利用しミラクルボールを保水材に利用したFWG・ウッドチップ工法及び、SAGAサンライズパークで試験施工した地下水を利用した透保水性舗装工法の佐賀県での施工事例を解説した。
工法説明の様子 荒木顧問
工法説明の様子
荒木顧問
 次に荒木宏之顧問は、「ミラクルソルと水質浄化にまつわる工学的話題」と題し、自然の浄化機能の図解を示し物理的作用、科学的作用、生物的作用を解説され、この応用として浄水(上水道)、汚水処理(下水道)、水域(直接)浄化法を説明された。また、ミラクルソル他様々な接触材(ろ過材)を説明され、ミラクルソルの優秀さ汚濁河川等への適用力の高さを強調された。また、偏ったデータだけで独断的に語るのではなく多角的な研究データを基に発展させることが出来る環境材料であることを説明された。環境問題として話題になっている事はよく内容を調べて政治的・商業的になりすぎず適切な判断を行うことが重要ではないかと説明された。

 総会閉会後佐藤直良特別顧問の挨拶の後、西村監事による乾杯を行いミラクルソル協会員の親睦を深めた。

企画情報推進本部 武冨 友徳  記

建設通信新聞(2023.5.11)
建通新聞東京(2023.5.11)

懇親会挨拶 佐藤直良特別顧問
懇親会挨拶
佐藤直良特別顧問
西村監事(小岩金網㈱社長)
西村監事(小岩金網㈱社長)
懇親会の様子1
懇親会の様子1
懇親会の様子2
懇親会の様子2
キーワード:
ミラクルソル協会,総会,ミラクルソル工法,ミラクルソル,ガラス廃材,再資源化
ミラクルソル工法 特殊工法