安全祈願祭

 令和4年1月4日(火)、新型コロナウイルス感染症対策として体温計測・マスク着用・距離を取りながら、エントランスホールにて安全祈願祭が執り行われた。祈願祭には日本建設技術(株)の社員をはじめ、(株)ニッケン、(有)建設環境エンジニアリング、(有)大和地研、貴建設(株)などのグループ会社および関連各社から約70名が参加した。昨年を無事に過ごせたことへの感謝と今年一年を安全に過ごせるように祈願した。祈願祭の後、当社代表取締役の原裕が年頭挨拶を行った。

<年頭挨拶>
 2022年新年を迎えまして、誠におめでとうございます。
 先程の、祝詞にもありましたが、新型コロナウイルスとの戦いは3年目に入ろうとしている。先日、佐賀県でも新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が判明している中で、第6波が来そうな状況である。マスクを取り外して、外で大手を振って歩きたい気持ちだが、感染症との共存を想定し再生へ向かって着実かつ確実に踏み出す1年になればと思う。

 進む地球温暖化現象に起因して産業革命以来、二酸化炭素が約2兆トン蓄積されてきている。昨年8月のIPCCの発表では、2050年迄にはカーボンニュートラルを目指すとの話が出ている。2040年には地球上の気温が平均1.5℃を超えるだろうとの発表がされている。日本建設技術㈱も昨年4月からISOにおいて、二酸化炭素を減らそうという項目を追加して実施している。我々、建設業でもどれだけ減らせるかわからないが、減らす努力をしていく事が必要だと思う。

 先月20日の朝礼で話した精工コンサルタントについて、本日から昨年まで当社に在籍していた中村が代表取締役として就任している。日本建設技術もコンサルタント業務があるが、精工コンサルタントとコミュニケーションを取り、今までできていなかった往来をやって、新しい関連会社としての役割を、精工コンサルタントにも担ってもらおうと思っている。どんどんコミュニケーションを取って頂ければと思う。

 国内では、様々なインフラに対して防災減災、国土強靭化推進の5年間が昨年から始まっており、今年含めあと4年継続されていく。我社も、防災関係の技術力をますます向上させ、いい成果を発注者に返していく事を念頭に今年も仕事をやっていければと思っている。

 斜面災害、地滑り災害が毎年全国どこかで当たり前のように起こっている。我々が得意としている集水井戸あるいは集排水工、グラウンドアンカー、そして大口径の抑止杭やメンテナンス維持管理を今斜面防災対策技術協会で話をしており、国交省の砂防部に要望を提案している途中である。特にグラウンドアンカーに力をいれて話をしている。災害復旧関連では、道路関係はかなり進んでいるが、斜面等の山の中に対しては手つかずの状態が多い。グラウンドアンカーのリフトオフ試験を早くやって頂きたい。

 併せて、今年も環境負荷低減技術を様々な工法で提案してきており、昨年は原顧問に動いてもらい佐賀市の緑化センター跡地公園、SAGAサンライズパークでの試験施工を行い、今後も継続する予定。緑のプロムナード・グリーンインフラで、ミラクルソルを人工地盤材料として使用できるように提案しているが、このコロナ禍でコンサルタント会社になかなか行けてないが、今年も様子を見ながらやっていきたい。

 今まで言ったような中で、自分の本当の強みを見つけてもらって、仕事の中で技術力の向上に繋げていく事が大切である。変化に富むこの時代ではあるが、どんな環境でも必要な人材になってもらいたい。佐賀県で必要とされる会社にますます発展していく事が私の願いであり、これからもスマートな会社作りに力を入れていきたいので、ご協力の程よろしくお願い致します。

安全祈願祭の様子1
安全祈願祭の様子1
安全祈願祭の様子2
安全祈願祭の様子2
原社長による年頭挨拶の様子1
原社長による年頭挨拶の様子1
原社長による年頭挨拶の様子2
原社長による年頭挨拶の様子2
キーワード:
安全祈願祭,社内
ミラクルソル工法 特殊工法